こんにちは。直也です。このブログのコンテンツですが、今までけっこう適当に配信してきたんですけど、その適当さを残しつつ、自分の振り返りを形にする記事を書いてみようと思います。 改めてよろしくおねがいします。
さて、私は先天性の視覚障害を持っていて全盲名わけですが、つい3年前までは色とか光の判別ができていました。
その視力があったせいか、自分が見えないということを昔は知りませんでした。色が見えて近くのものが判別できる世界が当たり前だと思っていたんです。子供だったので、親と手をつないで歩くのも自然でしたし、親からも、「あなたは目が見えない」といわれたわけでもなかったので、しばらくは自分が見えないことは知りませんでした。 でも、あるとき、博物館みたいなところに行ったとき、体験施設みたいなのがあって、それをやろうとしたら、
「なおは見えないから厳しいね」て親にいわれたんです。
「見えない?」
そのときが、自分の障害を認識した瞬間でした。それからも、いわれてみれば周りがよけられる障害物を自分はよけられなかったり、色はわかるけど本の文字が読めなかったり、いろいろと自分が周りと違うことに気づいていきました。
ひょっとしたら、弱視の人で私と同じ体験をしたかたはいるのではないでしょうか。中と失明の方は、自分の視力が落ちてるのに実感する瞬間があると聞きます。その感覚になんとなく近いと思っています。 とはいえ、できないことははっきりできないとわかったほうが私は期が楽でした。見えないとわかったから、触ること、聞くことを鍛えようって思えたのかもしれないし。 というわけで、次に続きます。私の振り返りにお付き合いいただければ幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。