みなさんこんにちは。声優の直也です。
みなさんはライブとか行ったりしますか?
私はよくいきます。そして、曲ももちろんなのですが、アーティストさんのMCまで注意深く聞いています。
ライブをよくするテクニックってきっとたくさんあるとおもうんです。というわけで、わたしが先日参戦したガールズボーカルライブの感想を書きつつ、これはテクニックだなあと思ったところを紹介します。
これを見れば、みなさんもライブを1段階さらに楽しむことができるとおもいます。
小鳥遊あやの:次歌う曲の話を先にすることで、曲を聞かせる
トップバッターは小鳥遊あやのさん。この方はやわらかいオリジナルソングからスタートし、振り付けで盛り上がる曲を挟み、カバーを1曲入れて最後に盛り上がるオリジナル曲を入れていくスタイルをとっています。
オリジナルの曲はそれぞれ世界観があり、歌詞もひきこまれるものなのですが、私が一番いいなと思ったのは、カバー曲の前のMCです。
今回は、あやかのi bilieveという歌を歌っていたのですが、歌う前のMCで、夢に破れたりして壁にぶつかっても、自分を信じることは忘れてはいけないという話をしてくださいました。
この話をされたとき、俺って自分信じてたっけってなったわけです。それで、信じるのって大事だなって。
そのあとに曲を歌うわけじゃないですか。そしたら、
「I bilieve myself 信じることで すべてが始まる気がするの」
ていう歌詞を聞いたときに、「ああ、自分を信じることからすべてが始まるんだな」て思ったわけです。
もし、これがなんの前振りもなく始まった曲だったとしたら、きっと歌詞には注目していなかったと思います。
というわけで、自分が伝えたい曲をライブで歌う場合は、その曲にまつわる話をしておくとよさそうですね。
これ、そういえば有名なアーティストはだいたいやっているきがします。flumpoolのライブなんかでも見たことあります。
臼井世雄(ジャグリングパフォーマー):自分の技量を先に行って笑いを誘う
今回、歌だけでなくジャグリングパフォーマーがいたんですね。
私は視覚に障害があるので、ジャグリング自体はよくわからなかったのですが、ともかくMCが面白かったなと。
とくに、「ジャグリングだけで20分は難しいので、マジックやります」て言ってたところがよかったです。
どうしても、こういうことってあるとおもうんですよね。とくに自分が普段やらないパフォーマンスのステージとかだと、時間が合わないってあるとおもいます。
この方は、ジャグリングというものはこういうものだと伝えたうえで、私がやる違うことにも付き合ってほしいと明確に意思表示されていて、おもしろかったです。
たぶん、ぼくが声優以外のトークみたいな現場に呼ばれたとしても、「30分しゃべることができないので、質問ボックスを用意しました」とか言ってると思います。
そういう意味で、自ら代替手段を提示して、お客さんをひきこむというスタイルはMCとしてありなのかなと思ったわけです。
tkCitrous:自分の名前の長さをネタにする
この方はアコギの弾き語りの肩で、演奏にとても癒されました。
弾き語りっていいですね。カラオケ音源に合わせるのもいいですけど、生音っていいです。
で、このアーティストさんはあまりMCをするほうではなかったとおもうのですが、MCの中でtwitterを宣伝するときに、twitterのIDがアーティスト名そのまんまだから、ちょっと覚えにくいんですね。
で、どうやらカタカナでもでるらしいんですが、「ちょっと長いですが」ていってたところが印象に残りました。
長いですがって言ってくれたほうが、覚えなきゃっていう気になりません?
それに、「フライヤーに書いてます」ていうより、「長いですが」て言いながらIDはしゃべったほうがいいとおもうんです。
これは、ひょっとしたら視覚障害者だからの意見かもしれませんが、ライブの時にIDや漢字をしっかり教えてくれた人のほうが記憶に残るんです。
で、ぼくはたいてい家に帰ってから、そのアーティストを検索して遊んでます。
なので、「長いですが」て言いながら、自分のIDをしゃべるというMCは名前を憶えてもらうという意味でありだったのかなとおもいます。
海澄佑華:最後に盛り上がる曲を持っていく
海澄佑華さんは、オリジナル曲のバラードを聞かせるのが魅力で、さらに今回は友達に向けて歌ったアップテンポな曲も披露してくださいました。
で、あやのさんの時にもお伝えした、次の曲にまつわる話をするMCも取り入れていて、世界に入りやすいです。
ですが、海澄佑華さんの一番の魅力は、最後に盛り上がる曲を入れているところです。
中川翔子さんの空色デイズなんですが、今までバラードを聞かせていたのとは打って変わって、会場全体を盛り上げるほどのパワーがあるんです。
そこで、今まで盛り上がっていたのもあって、しっかり盛り上がることができます。ほんと、この時はアイドルのライブにきているようです(笑)
まあ、最後ぐらい盛り上がる曲を入れるというのはライブの自然なやりかただと思うのですが、やっぱり一番盛り上がるっていうのは大事かなと。
ぼくがバンドをしていたころ、あえて最後にバラードを入れて聞かせていました。それがうまくいったかは謎ですが。
でも、たとえばアンコールのあるライブだったりしたら、盛り上がって、その流れでアンコールがいいとおもうんですよね。
というわけで、最後に一番盛り上がる曲を入れるというのはいいプランだなと思うわけです。
アラフォーアイドル東京紅組:自分たちを面白く
次にきたのがアラフォーアイドルということで、アラフォーのアイドルってどんなのだろうと思っていたら、ものすごくコミカルでした。
とくに、1曲目の歌が、アラフォーの女性に訪れる更年期や高血圧などを歌詞に取り入れていて、単純に面白かったです。
まあ、ジャニーズの大御所なんてそれぐらい年齢がいってるわけですが、最近は若くてかわいい20代ぐらいのアイドルしか見ていなくて、アラフォーのアイドルってなんとなく先入観があったんです。
見てみると、それなりに経験が豊富なのか、MCが面白くて、若いアイドルとちょっと違った感じが醸し出されていましたね。
さらに、みなさん自分たちをネタにするんです。アイドルパレードというイベントに出演するそうなんですが、アイドルパレードは若い人たちが多いっていう話とか、
ある方は、「自分は落ち着きがないからバラードの時は大変」て言っていたり。
自虐ネタまで行くと笑えない時ってありますが、自分をコメディーにするときと、自虐にすることの境目がわかっているひとのトークって面白いですよね。
アラフォーになってから活動を始めた方もいるそうなんですが、大人なアイドルもいいなって思いましたね。
柳下綾子:自分の告知を詳しく
というわけで、次は柳下綾子さん。この方は力のある歌声や、パワフルな歌詞が魅力です。
なんというか、歌詞が熱い!というわけで、会場も盛り上がっています。
あ、でも、ちゃんと聞いてないだけで、失恋ソングもあるんだとか。
で、MCで自分の告知をすると思うのですが、すごく細かいんですよね。こういう特典があって、こういうもの売ってて、こんなライブがありますみたいに。
こんなに詳しく話されると、興味が出ますね。ライブDVDなんてのも出してらっしゃるそうで。
それに、ライブ活動が積極的なので、ついでに次のチケットも買っていこうかなってなってもおかしくないとおもいます。
まあ、わたしは買ったことないですが(笑)
でも、自分のことを詳しく伝えるって大事ですよね。MCで話したい事たくさんあるとおもうのですが、そういうのも大事です。
実は一部が公開されるとか
私はここで退場したので、残りのアーティストは見れていません。
そして、今まで話してきたアーティストさんのライブが、近いうちにネットで公開されるそうです。
生放送もあるし、動画としてアプリで見れるんだとか。
まあ、1曲ずつみたいなかんじで、私が今回ふれたMCは公開されないと思うのですが。
公開されるようになったらツイートするので、ぜひ見てみてください。
というわけで、ひさびさの更新がだいぶ長くなりましたが、ここで終わっておこうと思います。
ではでは。
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