なおやのマルチな経験共有スペース

障害があってできないことを工夫で乗り越えるアイデア出汁の考え方





夢を見ているときに起こされると夢の内容を覚えていた話


みなさんこんにちは。盲目のマルチプレイヤー直也です。
みなさんは、「障碍者はできないことがある」とおもいますか?
実際に障害を持っている人は、あれもできない、これもできないと思い浮かべているのではないでしょうか。
障害を持っていない人の中には、「○○障害の人はこんなことができない」と思っているかもしれませんね。
私の結論は、「障害があってできないことは工夫すればできるようになる」です。
工夫の方法は様々ですが、まずはそのアイデアを作り出す方法について、私の経験から書きます。

まずは現実的なことは考えない

工夫すればなんでもできるというと、中にはお金や人員のことを言ってくる人がいます。それは重要な視点ですが、現実を見ていると、できることもできなくなってしまいます。
お金は現在クラウドファンディングが盛んになってきているし、さらには企画に対してお金を支援してくれるスポンサーみたいな人も増えました。
人については人材派遣会社もあります。
現実的な問題というのは、意外とちっぽけな問題です。
せっかくやりたいことをやろうとするなら、まずは現実的な問題を抜きにして考えてみることが大切です。

支援者はプロじゃなくてもいい

どうしても、障碍者の支援というと、プロの人を求めがちです。とくに、ヘルパーや介護士といった職業の人が重宝されます。
ですが、私は支援者はプロではなくていいとおもっています。
私は視覚障害がありますが、私の支援をしてくれている人はプロだけではありません。プロだけの支援を頼もうとすると、気軽に遊びに行けなかったかもしれません。
誰かと出かけるときに、一緒に出掛ける人に誘導やすこしの支援をお願いする。しっかりやりかたを知っていなくても、できることばかりです。
もちろん、みんなが同じような支援をしてくださるわけではありません。
それでも、私はみなさんの支援が暖かいと思いますし、不自由したことはありません。
医療行為となれば話は別ですが、そのほかである場合は、支援者はプロにこだわる必要はないとおもいます。

できないとおもったことはいろんなところに発信してみる

現実的なことをまずは置いて考えても、提案するには限界があります。「これができないからこうしてほしい」ということを言えるのは、解決策がわかっているひとだけです。
じゃあどうするかといえば、できないことを発信するんです。周りの人でもいいし、SNSでもいいです。「自分はこれができなくて困っている」と発信しましょう。
すると、モノづくりの専門家であれば、「支援アイテムを作ってみよう」となるかもしれないし、
同じ当事者であれば、「こうしてみよう」と教えてくれるかもしれません。
できないことをできないと自分の中にとどめておくことはもったいないです。
私は今では多数のPCや携帯端末を操っていますが、これも読み上げという機能があることを教えてもらったからできていることです。
また、最近声優を目指しているという視覚障碍者からの相談をたまに受けますが、ぼくの話を聞いて、「そんなやり方ができるのか」と言っている人たちが多いです。
せっかくやりたいことがあるなら、発信しましょう。すると、何か新しい発見があるはずです。

反対意見は無視をする

「これができないけどやりたい」という発信をすると、
「無理だ」と言ってくる人がいます。そんな意見をいちいち聞いていると、本当に無理なのかもと思えてくるので、そんな意見は無視しましょう。
中には、「こうだから無理だ」と言ってくる人がいます。そういわれた場合は、相手が言っていることを解決する手段を考えればいいです。
私も、「絵が見えないから声優は無理だ」といわれてきました。しかし、絵が見えなくてもキューランプがわからなくても、代替手段を事務所の社長と考え、今に至っています。
反対意見は無視をし、自分の問題と真摯に向き合ってくれる人とたくさん議論しましょう。

まとめ

障害があってできないことは工夫すればできる。そのためにアイデアはたくさん出しましょう。
・現実的なことはまずは置いておく。
・支援者はプロにこだわらない
・反対意見は無視
アイデアを形にするのはまた別の能力が関係してきますが、まずはみんなでたくさんアイデア出していきましょう。
「やりたいけどできない」という悲痛な叫びがこの世の中から減りますように。

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