みなさんこんにちは。見えない感情を聞く!伝える!マルチプレイヤーの直也です。
本日は東京ドームにて巨人対阪神の23回戦を観戦していました。
試合の結果は、まあこの記事に関係ないので省略します(笑)
で、いつもはラジオを持って観戦するのですが、あいにく今日はデイゲームで、関東の放送局は野球中継なし。
解説がいないのにどうやって楽しめばいいのか、そんなことを思いながら試合開始!!
……すると、意外と試合の展開が分かりやすいではありませんか。
ボールの動きも、選手の動きも見えない。
誰かが実況してくれているわけでもない。
なのに、大まかな試合展開は分かるんです。
本日はそのお話をしたいと思います。
注意:あくまで東京ドームの例です
まず断っておきたいのは、本記事は東京ドームでの野球観戦が前提です。
球場によって風習がありますから、他休場では当てはまらないかもしれません。
その点をご了承いただきながら先にお進みください。
戦況の把握方法は二つ
野球の場合は、プレイに区切りがあります。
1球ごと
打者独りごと
です。
1球というのは、ボールやストライク、盗塁の失敗/成功などがあります。
打者ごとというのは、ヒットやフォアボール、アウトになります。
で、今回ご紹介するのは、打者一人ごとの結果を音で判断する二つの方法です。
方法1:おしゃべりな人の近くに座る
野球観戦に行くと、静かに見ているという人は少ないように感じます。
とはいえ、ほとんどの人が応援歌を歌っているということで、試合の話はあまりしていません。
そこで、あえて試合の話をする人が近くにいると、その人たちの会話を聞いているだけで、戦況がわかります。
今日の例で言うと、
「バントぐらい決めろよ」
というヤジが聞こえてきたら、
打者はバントを試みて失敗したことがわかります。
そのほか、
「お!取れ!取れ!よーし!!」
って聞こえてきたら、
ヒットになるかならないかのフライを相手チームの外野手が取ったんだな」
ということが分かります。
このように、試合の話をする人の近くに座っていれば、情報を得ることができます。
方法2:球場で鳴る音の法則を理解する
どちらかというと、こっちのほうがあまりなじみがないかもしれません。
実は、東京ドームでは、主催球団であるジャイアンツを基準にルールがあります。
ビジター球団の攻撃中
- 三振に仕留めると:「ナイスピッチング」の音声
- アウトになる:「ドドドン」と音が鳴る
- 出塁される:特に何もなく次の打者へ
ホーム球団の攻撃中
- 出塁する:音が鳴る
- 得点圏にランナーが行く:チャンステーマで応援
- 得点を取る:得点を取った時の歌を歌う
- アウトになる:何もしない
総合すると
これらの情報を組み合わせれば、自分のチームの攻撃がアウトになったかどうかを把握することができます。
また、バットに当たったかどうかや、
打った後の盛り上がり度合いで、
フォアボールとか、ツーベースなんかが分かるときもあります。
ただ、どうしてもわからないこともある
音だけでは分からないこともあります。
たとえば、得点のシーン。点数が入ったことは分かりますが、何点入ったかまでは把握することは難しいです。
同じように、アウトが一つではなく二つの場合も判断は難しいです。ワンアウトからスリーアウトなら分かりますが、
ノーアウトからツーアウトはなかなかわかりません。
今日の試合では、打者走者の走塁死はまったく気づきませんでした。
あとでもいいことはスマホで追う
得点が入った時、同点や逆転でない場合は、その場で何点入ったかどうかを知る必要はあまりありません。
そういうものは、時間がすこし経ってから野球速報関連のアプリで確認するのがいいです。
その場で分からなくていいことは、あとで一気に確認しましょう。
今回の経験を通して~工夫をすることを忘れてはいけない
今回、視力もない、実況もない状態での野球観戦ということに挑戦をしたわけですが、なかなかうまく行って自分でも感動しております。
最近はスマートフォンを中心にしたITの普及で、視覚障碍者用のべんりなアプリやアイテムが開発されはじめています。
それ自体はとてもいいことです。
しかし、これらが登場する前から、我々はずっと生きています。
それは、工夫をすることを怠らなかったから。
点字がついていない、音声がない機械でもボタンがあれば、押す回数を覚えたり、
道が分からないなら人に聞いたり、
市販のゲームだって、周りと一緒にやりたいからという理由で音と記憶を駆使してプレイしている人もいます。
どうしても、不便なことがあると技術革新に頼ってしまいがちですが、まだまだ工夫をしていくことも忘れてはいけないなというのが今回の感想です。
工夫をできれば、もっと世界が広がるはずだから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。