点字台本でナレーションをする話をしてきました

どうも、直也です。
最近は2週間でフォロワーが50人ぐらい増え、とても嬉しいけど戸惑いも隠せない日々です。

さて、先日にこんなツイートをしました。

ということで、今回は点字台本のプレゼンについてのレポートと、そのときに私が得たものについてご紹介します。

ざっくりと流れを紹介

今回、私は10分ほど時間をいただき、どうやって声優として周りと同じように台本を読むことができるのか、そのからくりをお話させていただきました。
細かい話はブログではなかなかできないのですが(画像がないから)、
ブレイルセンスという点字を表示する機械を使って私は台本を読んでいます。
手順は以下の通りです。

  1. 台本が.docxや、.txt形式で送られてくる
  2. 点字形式ファイルに変換
  3. 自分が読みやすいように構成(読みのなおし、改行の補正など)
  4. 映像付きの場合はテスト時に微調整

この内容を、実際に使用するブレイルセンスをもって、指で該当箇所に触れながら説明させていただきました。

途中で質問を受け、少し深堀してから実際にナレーションを読んで終了。

自分自身の変化1:ターゲットに合わせた伝え方の必要性が明確になった

さて、ここからは今回の発表を通して私自身におきた変化をご紹介します。

まずはじめに、「ターゲットに合わせた伝え方」とは何かといいますと、今回は
「声優の仕事を知っていて、晴眼者(視覚情報が確認できる人)」となります。

たまにあることなのですが、私が一生懸命に言葉で説明しようとするあまり、晴眼者の方から分かりづらいとご指摘を受けることがあります。
逆に、晴眼者の中に混ざって会議に参加するときは、ホワイトボードの指示語が多すぎて私がついていけないこともあります。

で、別に意識していたわけではないんですが、今回のプレゼン中に、
「ここに実物あるから見せれば早いんじゃね? 見せ方分かんないけど」
という思考にいたり、端末の特定の部分を指さしながら説明をするというやり方になりました。

さらに、相手は声優の仕事を知っていますから、
「ナレーションのブロックが別れると空行があるじゃないですか」
というように前提を統一してから話をすることにしてみました。

すると、めちゃくちゃ反応がいいではありませんか。
こうやってターゲットに合わせていくんだと学習したのが一つの収穫です。

自分自身の変化2:冴えてるアドリブができた

変化1とも関係があるのですが、当初は予定していなかったことを突如言えた私に自分でびっくりしました。

私が点字の台本を使うさい、
端末の1行である32マスに入らない部分はスクロールボタンを押して表示しなければなりません。
それをすると、ほんの少しのラグが出るため、不自然な表現になってしまうことがあります。

そのために、あえて息継ぎや間をとるときにスクロールするように台本を補正し、自然に表現ができるようにしています。

その話をしたあとに実際にナレーションを読んだんですが、
「この台本は実際に改行の補正をかけているので、私がスクロールボタンを押すタイミングにも注目してみてください」
って、口が勝手にしゃべっていました。

予定もしていなかったし、今まで対個人に説明してこんなこと言ったことがないです。
でも、めちゃくちゃいいじゃないですかw

これも大きいですね。

自分自身の変化3:活動に自信を持つことができた

発表のあと、たくさんの初対面の方から直接お声掛けをいただきました。
もちろん、今までだっていろんな人からいろんなことを言われていますが、
たった10分でこんなにたくさんの人が私に注目してくれたという事実がめちゃくちゃ嬉しくて、本当にやっていて良かったなって。
そして、やっぱり続けていればいいんだなと自信を持つことができました。

それはもう、皆さんにも感謝しまくりです。
ありがとうございます。

まとめ:電子書籍執筆のゴールに向けて

今回話したような内容を踏まえた電子書籍を出版するために、私は今執筆を行っています。
今回の素晴らしい経験を活かし、とてもいい内容に仕上げるので、皆さんも楽しみにしていてください。

2020年もまだまだ始まったばかり。
これからもよろしくお願いします。

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